
高照度光療法は有効な不眠症治療法です。
あまり聞きなれない治療法ですが、高照度光療法とは、強い光によって体内時計を調整し、強制的に生体リズムを正常な状態に整える治療法です。
別名「光療法」や「ライトセラピー」とも言われていますね

■生体リズムとは?
生体リズムとはその名の通り「人体の生理的なリズム」ですが、通常は太陽の動きと連動し、夜になると眠くなり朝になると目覚めるようになっています。
生体リズムに合わせて睡眠や起床を行っている限りは問題ありませんが、生体リズムに逆らった生活を続けていると、生体リズムが乱れてきてしまいます

例えば朝方に寝て昼間に起きたり、何らかの理由で昼夜が逆転してしまっているような生活は、完全に生体リズムに逆らった生活と言えるでしょう。
■生体リズムが乱れるとどうなるのか?
生体リズムが乱れてしまうと、頭痛や食欲不振、月経不順や免疫力の低下の他にも、自律神経失調症からくる不眠症にもなってしまいます。
これらを見てもわかる通り、生体リズムが乱れていいことは何もありません。
高照度光療法は主に夜勤や不規則な生活によって、生体リズムが乱れてしまっている方に効果的な治療法ですが、それ以外の方にも効果は期待できます。
何故かと言うと、夜勤や不規則な生活をしていなくても、不眠症の方というのは少なからず生体リズムが乱れてしまっていることが多くあるからです。
当たり前のことですが、不眠症の方というのは規則正しく寝れないから不眠症なわけで、そのような方の生体リズムが乱れてしまうのは仕方がありません。
当然、生体リズムが乱れていると不眠症を助長してしまいます。
その為、高照度光療法によって生体リズムを正常な状態に戻すことは、不眠症の緩和に繋がるだけではなく、不眠症そのものの解消に繋がる場合もあります。
■高照度光療法の治療法
治療法は単純で目から強い光を取り入れるだけ

一般的には機器を使うのが普通ですが、太陽光でも構いません。
太陽光と言っても直接太陽を見るのではなく、光を目で捉える程度で構いませんが、太陽光はそこまで光が強くない為、長時間浴びる必要があります。
太陽光で高照度光療法を行う場合は、2〜3時間ほど浴びなければなりません。
また、高照度光療法は2500ルクス以上の光を浴びることによって効果がありますので、部屋の明かりなどの照明を使っても効果はありません。
高照度光療法を行う場合は、専門の機器を使うのがベストです

機器は携帯できるような小さなものから、スタンド式のものまで様々なものがありますが、個人的にはスタンド式のものが最も使いやすい印象でした。
値段は1〜5万円程度と機器によって幅がありますが、5000ルクス以上出るようなものであれば、何を使っても効果にそこまでの差はありません。
ちなみに、5000ルクスの機器を使ったときの必要使用時間は40分程度です。
なお、治療を行う時間帯は、必ず朝方に行うようにして下さい。
朝方に行うことで、生体リズムの乱れをリセットすることができます。
ただ、夜勤などで寝るのがいつも日中になってしまう方は、朝方に使うと逆効果になる場合がありますので、その場合は寝起きに使うようにして下さい。
そうすれば、生体リズムは乱れたままになってしまいますが、眠気のピークをずらすことができ、帰宅後に眠りやすい状態を作ることができます。
私も高照度光療法は何度か試したことがありますが、使った日というのは不思議とよく眠れることが多く、高照度光療法の効果は強く実感しています

私は寝やすくなった程度で不眠症は解消されませんでしたが、私の友人は高照度光療法によって「完全に不眠症が治った!」とまで言っていました。
効果に個人差のある治療法ではありますが、効果は間違いなくありますので、不眠症で悩んでいる方は、是非とも高照度光療法を試してみて下さい。
私が不眠症を克服し、安眠できた本当の方法はこちら

現在、海外に住んでるものですが、雨や曇りが多く日中、太陽に当たることが完全になくなってしまい、一カ月程前から、不眠症になってしまいました。そこで、いろいろ調べた所、光療法というものに出会い、今、機器の購入を考えています。2500ルクス、6000ルクスのものがあるんですが、どっちを買ったらいいと思いますか?子供もいるので、一緒に使えたらいいなと思っています。値段も結構変わってくるので、失敗したくないなと思っています。アドバイスをお願いします。